Sunday, November 22, 2009

42 イギリス英語のなんたるか

 あけましておめでとうございます。ことしもよろしくお願いいたします。
 新年第一弾は新しい年をいろどるにふさわしい?高尚なテーマで、今年もまたさらなる上を目指し(意味不明?)前進していきたいと思います。前回は初級だったのですが今回で、とつぜん中級になるなんて思いもよらないし、そこまでがんばると、ちと恥ずかしいので、イギリス英語のなんたるやでいいでしょう。
 久しぶりに学問の秋、(あ、もう冬か)してみましょう。
 まず、ギモン点から行きます。


<第一のギモ~ン>
読まない(読めない)とわからない
● たとえば数字をそのまま書きます。アラビア数字ではなく、ワードで。
  ある旅行会社のパンフレットを繰っていくと、ページ番号がなく、いったいどうやってページ数
  を見つけるんやと思ったら、なんと、数字をフルで入れてました。
  page twelve   page twenty-one  とかね。


● 冷凍食品の調理法
  マイクロウェーブ(電子レンジ)にかけるのに、穴あけるか、否か?!
  Microwave ovens vary. ふむ。
  The following is a guide only. はいな。
  Remove sleeve,      うんうん、で?
  For your convenience, no need to pierce film. ここまで読まなきゃ。


● 組み立て式なんたらの部品説明。
  図で書いてくれたらわかりやすいのを全部文章。
  辞書を片手に汗水たらして解読。
 「右の側面を左の平行面に添って切り取り垂直に立てる」エトセトラ、エトセトラ。
 そうでなくても取説(って略すんでしたっけ?取扱説明書)解読不可のわたしですから。
 残念!


●    タイトルは知識以前?
 Duke’s…. なんたら。。Duke と言えば Duke of York. すなわち、王家の次男坊のタイトル。 
 ちなみに長男は Prince of Wales ですので、きょうびの Duke of York とはプリンス・アンドリュ
 ーのことなんだわさ。高貴なお方は名前もいろいろあって、タイトルや称号がつくからたいん。
 記憶力の問題か。


<第二のギモ~ン>
 英語と日本語をまぜる。これ quite 高等技術?
 英語を日常使いにすることに、しゃべり慣れてると?あたまが2x言語ごっちゃになる んでしょうね。
例)そういうピン芸人に keen* だし。
  いや、もっとちゃんとしたレストランに行きたいなあ。いま、ハンバーガーは fancy ** じゃ 
  ないので。などなど。
 こちらに長くお住まいの方や、non 日本人と結婚なさっているような方は日本語と英語がすぐ混じります。Including me. なにかを説明していて、日本語で会話しているのに突然「Huh, ha ~!」とか。相槌うたれるとことばをなくしてしまう、わたしです。でもやってしまいそ。
 電話番号を英語でしかいえない日本人とか。いますいます。番号を英語読みでしか、そらで覚えてないんでしょね。もちろん、その方が日本語で言うより、実際問題として使用頻度が高いのでしょう。
「ええと、じたくのでんわばんごうは、ですね、オーツーオーセヴン。。。。」(沈黙)
 母国語なのに、日本語の数字がでてこない!ちなみに、数字のゼロのことをゼロでもいいですが、イギリスちっくとしては「オー」と発音することが多いです。またまた老婆の老婆心ながら「フォー」と聞き間違いやすいので注意。でも幸か不幸か今まで間違われたことは、あまりない。(わたしの発音が素晴らしいのか?)
 日本語のセンテンスをしゃべっているときはフツ~なのに、イギリスの住所を言うや 突然巻き舌ではっちょんして言ってくださる方。。。。。通りやガーデンズはいいんですけど、るるるろード ( Road ) です、って感じ。わかってほしいなこのはっちょん。L (エル)かと思ったらR(アール)だったり。日本語式の英語発音で復唱したくなったりします。わかりきった平凡な名前や住所だと、綴りを聞き返すのが悪いかな、と自分でも恥ずかしくなるんですが、ちゃん綴りを確認しておかないと、あとでえらいことになることも。クロース(close)とクロス(cross)とかね。「グローブ」という発音だけではGlove か Grove なのか はたまたGlobe なんかわからん!むつかしいのはウエールズの住所。読むのをあきらめ、はじめから「綴りいいます!」と エィビースィーで言ってくださる方もいらっしゃいます。
 しかし、最近気づいたのが、日本の歌謡曲(ポップ・ミュージックと言わなあかんのやろうか)で 英語と日本語まぜて歌ってるグループがいました。名前忘れたけど、この面々はそれが売りでやってるらしいですの。しかし、何歌ってるのか、何語なのかも!しばらくわからんかった。いや、最後まで聞いてもわからんかった。昔の洋モノの(特に輸入の)レコード、歌詞カードとかついてなくて、聞いてるだけじゃぜったいわからなくて、英語ってヒアリングがむつかしぃ。。。と思ったことも多々ありましたが、これが日本の歌で歌手だと思うと、で、わたしは日本人なのに、と思うと。。。。もっと。。。。むつかしぃ。日本の歌謡界もやはり、ワールドワイドなのだろうか??とへんなところに感心しております。


<対訳関西弁>
 地下鉄の中でしゃべっていた若い日本人カップルの会話を聞くことなく聞いて思いついた関西弁で訳(思い切り意訳)してみました。初公開!お役に立ちます対訳関西弁!!!


I mean…      (っていうかぁ?)
I’m not surprised  (ほれ、いったとおりやで)
Queue       (どこに順番あんねん?)
Huh, ha       (ふんふん?)
Make sense      (なっとくぅ!)
You name it!         (あんたがいうたんやで)
Point is…..       (そやから、つううってことはやなあ)


 <発音似たもの編>


● さが Saga
佐賀県か嵯峨かいなと思っていたのですが(んなことあるかあ)実は「経験談」とか「苦労話」とかいう意味だってさ。ベッカムの浮気沙汰のときによくでてきたなあ、あのレベッカさんだっけ。歴史紀行なんかの番組の中で英雄の冒険談っていう意味も。


● びんぼ Bimbo
ばかモノ!って感じですかね。あまりいい言葉じゃないみたいだけど、女性をさして使うみたい。Bitch って感じかなあ。ひどいよね。ビンボーではないみたいですけど。


 <口語はやっぱり奥が深い>


● ish
 「あのひと、きっと40歳くらい」というのを、Fortyish、じゃあ、10時くらいにね、待ち合わせというのでTenish…とイッシュを使います。なんかかわいいです。


● 口語を覚えるには漫画が役に立つ?
メトロ(という地下鉄駅でおいてある無料タウン新聞)の連載漫画で、Nemi という若い失業中(ひょっとしたら学生なのかも?不明)の女の子がでてくる漫画。毎日の星占い欄の下にあるので、ついでに?読んでしまうのです。口語が満載なので勉強になるっつぁなるんですが、しょせん、若い子の英語だしぃ。
Yup   = Yes  当然辞書ではさがせませんわ。
reckon  = think  はじめは、ちょっといま風でカッコいいかな、と思って使ってみたが、 やっぱり
とっても口語チックな気がする


● その他
日常会話の中で、Young Lady と言われてなんかにんまり。つい、cheeky に、若くはないのよ、なんて言いたくなる。My dear とか sweetheart のノリでしょうが。サッカーの中継なんかで、ルーニーが活躍してたとき、解説者が、この young man が、なんて言っているのもよく聞きます。
old lady  とか old boy  とはいわんな、やっぱり。
 
 ひとの言っているのを聞いてそのままオウムのように真似るのが語学上達の道だろうけど感心
しないのもございます。ある日本人女性とイギリス人男性のカップル。イギリス人男性のコックニー英語をそのまま彼女は学んでしゃべっていたんです。そのしゃべり方は、おおよそ女性的とは思えない。悪い言葉もみなひっくるめて取り込むのではなく、取り込んだあとで取捨選択する必要ありと思います。言葉や単語の選び方、アクセントでうつくしい英語、うつくしくない英語と、印象の与え方が違います。
 日本にいる外人男性で、関西人女性とつきあっていたがために、しゃべる日本語が女性そのもの、という人もいました。日本語は男性ふうしゃべり方、女性ふうしゃべり方とあって難しいですが、英語でも、女性的表現と言われるものもあると思います。サンキューを  Cheers とか Ta とか口語では言いますが、わたしはいまだに Cheers!を使うのに抵抗があります。なんか、若い男っぽいのよね?もちろん、女性も使うのだが。Thank you くらい、はしょらず、Thank you ! と言いたい。


<筆者が好きでよく使う、ふたつのcで始まる形容詞>
cheeky  チーキィ。英和辞典を引くと、生意気、あつかましい、などと訳してありますが、ちと違うと思います。Cheek(ほっぺた)いっぱいにモノ言う、ということで、どちらかいうと「口のへらない」とか「口がましい」ほうがもとの意味に合うのでは?これも cheeky なわたしの解釈です。
Clumsy クラムズィ。辞書には「不器用」という形容詞となっていますが、これこそ、ズバリ「どんくさい」「こわしてかかる」が筆者にぴったしの形容詞です。


筆者うんちく)


<反省と研究>
しかし、前回の「初級編」(25を読み返してみると我ながらよくできてたわ。学習と調査に基づいた学説。。。。自分で誉めてどないするんや。いや、いや、ひまやったんか。今回があんまし、深くさぐれなかったもので。時間不足と勉強不足ですんません。先に言訳しとこ。


 * keen =熱心。しつこく好き、とか得意。しっかりくらいつく、って感じかしらん?
** fancy = like  とか want の意味で 使います。
 Do you fancy coffee ?   Don’t you fancy eating Chinese?  などなど。

アーカイブだからできるワザ
英語編 こちらもどうぞ 「54 イギリス英語・日本語との比較


2005年1月24日                    
© Mizuho Kubo , All rights reserved…..January, 2005

No comments:

Post a Comment

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...