Sunday, November 22, 2009

(archive) 番外編 ワイトのウォーキング

 春だ、春だ。このごろ歩いてます。
 毎日の通勤ばかりでなく、ロンドンのウォーキングの会に参加してるもんですから、毎月一回は長距離(10分、20分じゃないで)歩いてるんです。
 もともとイングランドはウォーキング天国。その中でも南に位置するワイト島は島全体がウォーキングのためにあるような島といっても。。。いいすぎか。去年もワイトに行ったのですが、今年も同じイースターの時期に今度は「歩きに」行きました。


 ワイトはロンドンから列車を乗り継ぎ約2時間半。気軽に行けるけど遠出したお得感の漂うデスティネーションです。サザンプトンの南、レミントンピアからフェリーに乗って30分、西の玄関口ヤーマスに到着します。今回の目的はここにある日本人の奥さんが経営しているB&Bに泊まり、ヤーマス界隈を歩くこと。ドーバーの白い壁のような絶壁が見渡せるダウンと呼ばれる高台を歩いたり、七色の砂で有名なアラムベイの海岸沿いを歩いたり、湿地帯や沼地沿いの散歩道やらストーンヘンジと同時代と思われる石があったり、盛りだくさん。


 平坦な道が多いかとおもいきや、海岸沿いでもけっこう登りがあり、老体には鞭打ち。。。でも登り切って一面緑の芝生の高台から一面青い海を見下ろすときの気持ちよさ。歩いた甲斐があるってものです。



 おまけに島なので、シーフード!!!ほら、でたでしょ。食べる話がでないわけがない。ヤーマスの港はお城の残るかわいい街で、ご他聞にもれずパブやレストランもありますが、昔魚屋さんだったが今はおいしい魚料理を食べさす居酒屋兼レストランってとこでお昼しました。島だからってね、魚がすぐ食べれると思ったらいかんのよ。基本、肉食動物ですから。エゲレス人って。ガーンジーのお話を覚えておられますか?(ここでブログを完成したあかつきには前の記事に飛ぶようにするとなお良し
→(24)



 その節はシーフード目的の旅だったのに、かにやロブスターを探すのにどんだけ涙の苦労したか(大げさか)。
 その点今回はなんなくクリア。教えていただいた前夜の夕食地・地元のパブではメニューが肉と魚半々という感じでしたがこの居酒屋はもと魚屋だっただけあって魚が大半(でも肉もあるのよ一応メニューには)。
 Notorious* Fish & Chips と銘打ったお店のイチオシは12ポンドの「フィッシュ・アンド・チップス」。およそ皿から大幅にはみでる巨大なフライ。イギリスパブメニュー平均サイズの倍はあるなあ。横目で見つつ胃の小さいわたくしたちは上品に生牡蠣といわしの炭火焼。レモンでぎゅっ!ね。ビールはもちろん、地元のエール**。いいなあ。イギリスは島国だと思う一瞬?   
 黒板に本日のお薦めメニューが書いてあり、ひとでがやがやしてるけど、この雰囲気。波止場の雰囲気だわねん。木のそっけないベンチのようなテーブルと椅子。でか長いから、奥に入るときもでるときもテーブルごとずらさないといけないので相席のひとに断らないと動けないような。子供は下をくぐってごめん、してましたね。階上は上品なレストランらしいが、この雰囲気なら居酒屋を選ぶよね。
 イギリス本土からのホリデー旅行者がめざすワイトは東側がメインでしょう。サザンプトンからフェリーの着くコーズ。コーズはレガッタというボートレーズが開催される地、ヴィクトリア女王の夏の別荘オズボーンハウスにも近い、のですが、東側はそのせいか、けっこう観光地化されてる感じ。大きなホテルやディスコ、ナイトクラブのような若者のアトラクションも多いようです。それに比べこの西側はまだ未踏の地っつうたら失礼でしょうが、そういう環境にないだけに、静かで、ディスカバーできる自然の宝庫がそろっていて、なかなか。気に入りました。


<筆者注>
Notorious* Famous の反対。悪名高いとここでは皮肉ってるんだろね。
エール** イギリスのビールはいわゆるこれですね。地ビールってとこでしょうか。
色が濃い茶色で、作成過程が違うのでしょうけど、こくがあります。

 <ウエブアルバム> ←集約してます、まあ見たってちょーだい。

2009年5月24日            
はい、旅行は4月9日から2泊でした。
© Mizuho Kubo , All rights reserved…..…..May, 2009

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