Saturday, June 19, 2010

101 勝たねばならぬ、何事も

 ワールドカップが始まりました。ふつうはサッカーには興味ないわたくしですが、ワールドカップだけは見るかな。特に、ごひいきのチームだと。イギリスではフットボールといいます。このごろは、ベッカムがアメリカに行ってたこともあるからか、サッカーというのも、イギリス英語の中でも市民権を得てきました。

 勝つと信じているイングランド気質!
 この白地に赤の十字は「イングランド」の旗。地元のパブも、イングランド、車にも,
角(つの)のようにつけて走ってるやつもいて、イングランド。
 え?イギリスの旗って「ユニオンジャック」じゃなかったの?と思うでしょ。このブログでも何度か登場していますが、イギリスは英連邦。イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4国の連合です。なので、ユニオンジャックは連合の旗。各国それぞれに旗があって、イングランドは白地に赤なんです。スイスやないで。
 もちろん、メイドンヘッドはスコットランドでも、ウェールズでもなく。。。イングランドなんですな。なので、これよこれ。英連邦・イングランド国・バークシャー県・メイドンヘッドなのさ。

 3匹のライオンはイングランドチームの紋章。


パディントンくんももちろんイングランド


会社のキャンティーンもイングランド
試合に応じて各国の料理を出すんやて。




 フリーペーパーの特集でも、移民の多いロンドンのこと。ワールドカップ出場国の国別特集。
南アフリカまで行かなくても、ロンドンで楽しめる、出場国めぐり、やて。たとえばアルゼンチンを応援するなら、どの地区のどのパブ(やレストラン)へ行って、何を飲めばいいか?とかさ。
日本もあります。



 日本、カメルーン戦良かったね。(ひとつでも)勝てて。あ、失礼。負けると思ってた日本が勝って、勝つと思ってたイングランドとイタリアが1-1でしょっくぅ。おまけに、イタリア、トッティ様が出てなくてショック2.ブフォンくんがいるから許すけど。

 スペインが初戦に負けたり、フランスも負けたし、波乱万丈ですなあ。

 スーパーで見つけたポテトチップス大手、ウォーカーズのワールドカップ特別仕様。
 国ごとにあって、ブラジル・サルサ味、とか。チキンとバーベキューと、トマト味しかないんちゃうんかい、って感じやけど。

 ラテン系で行ってみました。

イタリアがスパゲティ・ボロネーズ味。
スペインがチキン・パエリア味。
フランスがガーリック・バゲット味やて。
ありそうでなさそうやねんけど。この、スペインとフランスって。

日本はオーストラリアといっしょになってて、テリヤキ・チキン味やった。わさび味、とかにしたらおいしそうやのになあ。















 

 イングランド、絶対勝てるチームに入ったのに、初戦アメリカに1-1でドロー(引き分け)、アルジェリア戦も点が入れられずまたまた0-0のドロー。なっさけないなあ。負けてもないけど、勝ってないって。こんなことで優勝できるのか!!!
 でも、ほんと、覇気がなかったわぁ。パスも下手やし、なんや、これって。
 初戦は見なかったけど、アルジェリア戦、ITV のウエブでライブ見ました。うちのテレビ、写りがチョー悪いので。でも、スローモーションみたいにとぎれとぎれになってしまうのね。ITV の場合、チャットというのが横についてて、視聴者のコメントが入るようになってる。これもけっこうおもしろかったね。ハスキーはずせ、ばっか言ってるひととか、退屈、あくび、なんてひとも。
 ゴール入れてくれぃ、ゴールキーパー試せよぅ、とか。
 なんで、イングランドはグリーンなんや?(アメリカ戦でどじったイングランドのゴールキーパー、Green と、アルジェリアの緑のユニフォームをなじってるんだと思うのだけど)
 言いたい放題。
 試合よりこっちの方がおもしろいかも。

 試合のある日はテレビを見るのに急に病気になって会社を休むひともいるという。週末の試合となると大スクリーンのあるパブはひとでごったがえし、飲みながらやんやの応援。家でひとりでテレビ見てるより、同志のいるパブで、わかちあいたいのだろうね。でも勝った場合は喜び2倍にも3倍にもなるだろけど、負けるとみじめ。
 アメリカ戦の日はオペラに行ってたので見なかったけど、帰りに地下鉄の中でも、電車の中でもフリークたちがいて、団体で騒いでたけど、勝ったのかな、どうだったのかな?という感じでした。ドローとわかって、ああ、だからかあ、と納得。
 勝ってたら、歌うたって、ドンちゃん騒ぎと思うのね。
 2戦目もドローで、まさかの展開。
 やはり勝たないとすっきりしませんな。

 カメルーン戦勝ったときは、もう、優勝したかの勢いだったもんね。日本応援団。
 オランダ戦はまあ、予想通りのマケ、でも0-1だから奮闘したかも?ひいきしすぎかな。

 カモン、イングランド。がんばれ日本。フォルツァ・イタリア。と気が多いわたしです。

 で、本日午後からまたクルーズに行ってきま~す。7月までブログはお休み?かな。

© Mizuho Kubo , All rights reserved…..…..June, 2010

Thursday, June 17, 2010

番外編 エトナ山付録 シーフード三昧、シチリア三昧


表紙 食べ散らかし

シラクーサで見つけたレストランを紹介しとこかな。

場所はこの地図でいうと ばんの下あたり



 オステリア アポロニオン 大通りから小路をそくっと入ったところにある。看板は大通りにちゃんと出していました。アポロ神殿からサン・パオロ教会をまがって入ったとこです。

メニューはなく、このちらしのみ。


 ウェイターのおにいちゃんが来て、うちはメニューはありません、というか、ひとつしかありません。シェフがその日に獲れたもので、メニューをつくって、少しずつ出します。海鮮専門です。きらいなものがあったら言ってください。お客様がストップと言われるまで、出し続け、最後はパスタでも(ラーメンで締めくくり、って感じやけど)。懐石、フランス語で言うとデギュスタシオンっつうやつやな。ええやん、ええやん。いいわよん。でも何がでてくるのか?ワインはシチリアの白をグラスで頼みました。さわやか、だけどこくのある、いいお味。ワインも御代に入ってます、とある。さて、料理がでてきました、でてきました。

 ひとりのときは、早めにレストランに入るようにしているので、ひともまだあまりいない。写真撮り放題。とはいえ、イタリア時間なので、早くても7時半とか。アングロサクソン系にはお腹がすくわよね。さすがにオランダとかだと夕食も6時くらいから入れたけど。

ブルスケッタはシチリアらしく、ちょっと辛いチリパウダーみたいなのとハーブ、オリーブオイルがかかってる
これでひとり分!

前菜。生牡蠣(これまたでかかった)甘エビ(さしみ状態)アンチョビの酢漬け。これにもチリがかかってる

アランチーノ(左)とインド料理に出てくるバージのような野菜の揚げ物。
アランチーノはねえ、えびクリーム。
揚げ物はなんか、小さい魚と言ってた気がしたが、まさに「しらす、おじゃこ」のオムレツを揚げたって感じ?これまたなつかしいお味でグー。

お次はえびのグリル。絶妙~な、塩加減。これまた甘くておいしい。さっさと完食。
ムール貝のハーブ焼き。パン粉がかかってて。完食。

ほたるいかの(まさに)から揚げ。アンチョビも入ってた。いかの形がかわゆい。油もの好きなわたしも、さすがに ちょっと残した。



 
すでにこのあたりでわたくしはもうお腹いっぱいの感じ。
スパーダ(たちうお)のインヴォルティーニ(これもシチリア名物、肉巻きのようなもの、これは魚で巻いてある)中はパン粉と、レーズン、レモンの皮。

小さかったので食べれた。


 締めのパスタ。隣の中年夫婦のテーブルで、うにがどうの、と言ってたような気がして、うにある?と聞いたら、あるっつうんだけど海鮮パスタが出てきた。うに入ってるって言うんだけど。色だけかなあ?でもおいしかった。 あさり(ボンゴレ)に、もひとつ貝。あわびのちいっこいのみたいなの。殻がかわゆかった。殻で量が大きく見えたので完食。

デザート
レモンのセミフレッド
パンナコッタともうひとつ(忘れたぁ、おそらくビスコッティかなんかだった)の3種類から選べて、これにしました。
さっぱりいいお味。英語ではソルベと言っていたが、アイスクリームとシャーベットの間くらい?
シャーベットにしてはクリーミー。レモンの香りが香水のよう。



 結局、デザートまで入れると8コース、グラスワイン・おかわりして2杯とミネラル水も頼み、食後のコーヒー(エスプレッソ)まで、取った。いくらと思われる?
 なんと35ユーロ!
 料金は書いてないし、いまさら聞けないし、いくらかなあ、50~60?だったらう~ん、しゃーないか。100だとぼりすぎ。と思ってお勘定が来るまでちょっと心配だったけどなんと。安いよ、これ。満足のひととき。でした。

帰りに見つけたこれ、路上のスマイリーごみ箱



◎アランチーノ(複数アランチーニ)・シリーズ
 シチリア名物・お米のコロッケですな。ビールのあて、シチリアン・スナック。
 カターニャ空港のバールで見たふつーのアランチーノ(右、ミートソース)と
 野菜(なすとトマト)のアランチーノ。しつこく、どう違うの?と聞いて、野菜のが珍しかったのでそれにしました。ミートソースのはタオルミナで食べたの(右)と形も同じよん。





 






 これはカンノーロ(複数カンノーリ)と言って、映画「ゴッドファーザー」にも出てくるシチリア名物お菓子。筒型ビスケットの中にリコッタ・チーズのクリームが入っておます。ドライフルーツなども入れるかも。







 こちらもお菓子で「カッサータ」となってたが、こんなカッサータ初めて。ふつーはエトナ山の形をしたアイスクリームとか、ケーキと思ってた。山っちゃ、山だが。二つ並べるとおっぱいみたい。。。。。今回は、この手のカッサータよく見た。カターニャ地方はこの形なんだろか。


 乗継時にミラノ(リナーテ)空港で食べたビュッフェ式軽食。



 航空会社も経費削減の折、2時間以上乗るのに飲み物とスナックしか機内で出ないことが行きしにわかったので、帰りは乗る前に食べよう、と思ってました。セキュリティを通るとセルフのカフェしかなかったけど、中途半端時間スペシャル、ビュッフェ6ユーロと看板がでてたので、プロセッコ(イタリアのスパークリングワイン)といっしょに頼みました。ビュッフェってイタリア語でなんて言うのかわからんし、そのまま英語発音して注文。お勘定がなぜか予想してたより安い。カウンターで払って、バーでレシートを見せて注文するという手順になっております。
 「プロセッコ」がつがれ、お皿持ってビュッフェに。ビュッフェは安いだけあって、主にベジ。トマトとモツァレラチーズとか、ポテト、フォッカッチャ、ロースト・ペッパーとかの野菜類。でもつまみにぴったしやん。小腹をふくらすのにちょーどいいや、とわたしはこれでも満足。食べながらまじまじとレシートを見ると???ブッハラのパニーニとプロセッコ、と書いてある。それでや、安かったん。でもビュッフェの品を勝手に取って食べててもだれも何も言わない。お皿小さいから2回も取りに行ったよ(笑)、これはこれでよかったわ。

Panino Bufalino になってたよ。ブッファリーノのパニーニ?

© Mizuho Kubo , All rights reserved…..…..June, 2010

Tuesday, June 15, 2010

番外編 エトナ山登頂記 もいちど行かなきゃ シラクーサ


表紙  シラクーサの展望台

エトナ第三弾 シラクーサ Siracusa 編

◎4日目 5月31日(月)

 最終日。8時宿出発。日本へ帰るメンバーは出発が早いので、みなで空港へ行って見送ります。10時チェックイン。その後、ロンドン組は時間があるので、近くのスーパーに行ったり、ランチをしたり、車を返すまで自由行動。13時半、レンタカーを返し、チェックインをしてみなを送り出したあとリーダーは単身シラクーサへ向かいました。

 空港からバスがでているのです。事前にウエブで調べてはあったのですが、空港内にシラクーサのツーリストインフォがあったので聞いてみました。丁寧に地図やら冊子をくれたのですが、次のバス何時?と聞くと、インフォのおねえちゃん、知らないの。それって、インフォの意味ないんじゃないの?とつい同業のよしみで厳しく批判。コピーした時刻表を見せてこれなんだけど、と言うと、とにかく、あっち、とバス乗り場を指す。けどローカルなバスしか出てなさそうなんだよなあ。カターニャの市内に行くようなバスです。仕方ないから止まってたバスの運転手さんに聞きました。彼はわざわざバスから出てきて、肩よせて?そんなに遠くないんだけど、あそこにほら、青い看板があるでしょ、あそこが乗り場だよと親切に教えてくれました。道路を渡り、タオルミナ行き、って書いたーるんやけどなあ、と思いながら行くと、そこは、タオルミナも含め、長距離バス乗り場でした。切符を窓口で買って、バスを待ちます。

 同じような青いバスが来るので注意。思い出したなあ、昔アグリジェントに行ったときもこんな感じだったかも。前についてる行き先を確かめ!運転手にも一度確かめ!乗る。10分ほど遅れて発車したけど、1時間ほどで定刻に到着。鉄道駅からひとつ入った道がバス発着所のディーポになっています。ここからホテルは近いはず。と荷物ずるずる引きながら5分で到着。チェックインしたあとはすでに6時になっていたので、とりあえず、旧市街へ行くことにします。

 シラクーサの町は、鉄道駅の北に位置する新市街、南東にある、橋でつながっているオルティ-ジャ島の旧市街の二つに分かれています。オルティージャがいっぱいでてくるので何かいな、と思っていたのですが、島の名前だったんですね。またでたウンベルト通りを歩き、30分ほどでドォモ広場へ。グーグルマップだけをプリントし、何もガイドブックを持っていかなかったので、空港のインフォでもらった資料だけが便り。いきあたりばったりでぶらぶら歩いてぶちあたるのもいいかも。海沿いの散策は気持ちがいいし。まだ日が長い6月でもあるし。しかし両目はしっかり、細長い小路を探索し、今晩の夕食場所を探しております。到着したときは、大きな町の印象で通りも広いし、ちょっと無理かなあ、得意な町ではないかも、と案じたのですが、よくよく見渡してみると広い大通りに派生して、細かい路地があり、よさそうな店やレストランの類もあります。
 そこで見つけたのが今晩のレストラン。これは別途付録「シラクーサのレストランクリック)」にしよう。

 



 シラクーサ観光をしばしどうぞ。
 海は広いな大きいな。


 この船ずっとついてくるんよねえ。タオルミナで見たのと同じかなあ。いやわたしが後追いしてるのか??翌朝に同じところに来たときはいませんでした。蜃気楼やってんやろか?

 








 こちら観光船







シラクーサのシンボルとも言える アレトゥーザの泉 
泉の中の(右下の写真では左下)ふわふわっとした植物はパピルスやて。エジプトはついてまわる。


水族館のような紺碧の水の色!

ショーウィンドゥも楽しい


ドォモだ。7世紀の建物らしい 
結婚式か何かやってました。













こちらは官公庁?






レモンの木
とってもイタリア


 ドォモの近くのジェラートやさんでアーモンドのジェラート。
 おいしかった。
 これで2ユーロ。

 シシリア最大のアンフィシアター、グレコ・ローマン円形劇場があるのです(タオルミナにもあり、2番目ですが、前回行ったし、今回は5時の閉館前だったので入りませんでしたが)。円形劇場フェチのわたし。なのにミスったんだよぉ。今回。涙。旧市街が気に入って、夕方行ってごはん食べて、翌朝少し時間があったので、どうしよか、と思ったけど、ホテルのひとに円形劇場はどこ?と聞いたら島と反対側だったからま、いいや、似たようなもんやろ、と思ってまた島散策に行って買物(ウィンドゥやけど)にあけくれてしもたんやぁ。あとで、このネオポリスというのはどこやったんやろ、と見たらひゃ~!円形劇場のまわりに「考古学地区!」一大ローマ遺跡があったのだったぁ。



 これは島の旧市街にある「アポロ神殿」
 夜はライトアップ










貸し自転車ステーションもいっぱいある



ここは入ってないけど、レストラン看板シリーズ



島のさきっちょ、最南端。マニアーチェ城。砦っつう感じです。
外から見ただけ。


ゲートはモダン。













シラクーサの鉄道駅。




 やはり、一泊2日では短い!大きな課題を残し、また来るのでしょうか、5月のシシリアに、まぐろ食べに、うに食いに。シーフード散策に、いやいや、大事なのは考古学検索。ローマ時代を尋ねに。



 帰りの飛行機の中から見た、なつかしのエオリエ諸島の島々。
リパリ島(左)と島自体が火山のストロンボリ島(右)と思います。




 イタリア側のアルプスも遠くに望み。








© Mizuho Kubo , All rights reserved…..…..June, 2010







Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...