Friday, November 27, 2009

74 マーロウとヘンリー・オン・テムズ

 これまたともだちが8月に日本から来たときにご案内したあるよ。
 メイドンヘッドからはどちらも近い。近隣の風光明媚な観光地としては1・2を争う。。。いいすぎ?地元ご案内ご当地観光案内になってきましたが。イギリスの田舎は夏がやっぱりフォトジェニックぅ。
 まずはヘンリー・オン・テムズ。もちろん、テムズ河畔のヘンリーってことですが。メイドンヘッドからだと、鉄道で、オックスフォード方向に一駅隣の、ツヮイフォード Twyford で降り、ヘンリー支線に乗り換えて風光明媚な川沿いを10分ほど行くと終点です。



「特大!」写真。壁紙にしたいようなボートの群れ。観光船もでてます。
 毎年7月にレガッタというボートレースの開催地で名をはせてます。何年か前に行ったけど、夏の行事って感じかな。ピクニックにピムズに帽子、って感じ。あたりは高級住宅街だわね。

(写真ここから4枚目)白鳥の羽の広げ方シャッターチャンス!ばっちりでしょ。とにかく白鳥がようけおるんや。左のねずみ色のはまだ子供のみにくいあひるの白鳥よ。





かわいい町並みとボート並み、ってとこかな?
 


典型的昔的田舎家。


 川沿いのパブ。

町の教会。イギリスの教会はなんか、四角い。


右上ホテル。

 左、右  マーロゥの教会。左写真の右下の橋の向こうがテムズ川。マーロゥはメイドンヘッドから支線が分かれていて、これまた列車で20分くらい。ヘンリー・オン・テムズとは線が違うので、今回は一時間に一本しかないローカルなバスで移動しました。バスで横に行って、約30分昔のイメージではもそっとひなびた田舎だったんだけど、おちゃれな店やレストランが立ち並ぶハイソな感じになってたわ。街はヘンリー・・の方が大きいけどね。

真ん中 こちらプレミアインという。
ロンドンにあるのは、紫一色のほんと安宿って感じのホテルなんだけど、マーロゥのプレミアインはかわゆい感じで思わず写真。

そうそう、マーロゥの鉄道駅には駅員さんもいなく(土曜日だったからか?)切符の自販機もないのです。ただ乗りすんか?と思ってたら、しっかり車掌さんが切符売りにきました。そらそうよね。

2009年11月27日
© Mizuho Kubo , All rights reserved…..…..November, 2009

Sunday, November 22, 2009

73 ファーマーズマーケット その後

いきなり「その後」なんですが、前のはここで見てね→72青空市場 in Maidenhead


9月のスターはこのえび。甘エビとはまたちがう、縞模様がついてて、とっても甘い。
殻むいてサラダですよ。大きさがまちまちなのがご愛嬌。
サラダの野菜もマーケットからの仕入れ。
写真左下は葉っぱのついたミニにんじんに、トマト、ねぎ、リーク。


日本からの友人にいただいた「ゆずポン酢」をドレッシングにしました。その左赤いのがピムズの缶よ。レモネードがもう入ってて、そのまま飲めるという。ミントの葉とともに。この菊皿、大活躍(これしかないといううわさも)!!





このちいちゃなペア(梨)も珍しい。横の玉子の大きさと比べてね。
小さいけど、おいしかった。黄色くなったらすぐ食べるよう果物屋さんに言われました。



 10月、11月の収穫
左はおおきな「なしりんご」。。これはもひとつだった。。。
 10月は生のアーモンド見つけました。ぱっと見、プラムか、何かみたいなんだけど、この中の種だけ食べます。殻は固いので、くるみ割りとかで割らないと中味がでてこない。中には真っ白のアーモンドが。杏仁豆腐に味付けされてるような、アーモンドの味。乾燥アーモンドしか知らなかったので驚き。しかし、また邪魔くさがりのくせに、邪魔くさいものを買ってしまったのでした。
フラットメイトにくるみ割りを借りて、殻をばしばし飛ばし粉々に割ってやっとこさ実を食べたわ。


 11月は特筆すべきものはなかったです。パートリッジ(家禽類)、ベニスン(鹿肉)のゲーム類は豊富だったかな。魚屋さんにまた黒鯛、でてたけど。。。。5分考えてやめた。いつものイージー「かに身」のみご購入。
 12月は多分、クリスマス気分の屋台なんだろうけどね。乞うご期待??

2009年11月22日
© Mizuho Kubo , All rights reserved…..…..November, 2009



(archive)番外編 夏は野外オペラ

 記憶がフレッシュなうちに、といつも思うのが旅行記にしたい番外編。久々南仏編でいってみます。ちと長いけど。


コース概要> 
1日目 ロンドンからリヨンへ(飛行機) 
    空港よりTGV (フランスの新幹線)でオランジュへ。
    オランジュ 夜 野外オペラ   オランジュ泊
2日目 鉄道でニームへ移動。
    ほとんどプールサイドでのんびり   ニーム泊
3日目 鉄道でアヴィニヨン経由アルルへ移動。
    究極のビール腹。 アルル泊
4日目 アルル滞在(ホテルで寝てただけ))アルル泊
5日目 アルルよりTGVでリヨンへ。
    TGVでリヨン空港へ。
    リヨンからロンドンへ、帰国の途へ(飛行機)

おまけ>アヴィニヨンでお昼。

>テーマ別<

*南仏へのゲートウェイ
 太陽かがやく、南へ行こう!印象派の画家たちが集まったあの南へ。
 ひまわりと青い空、青い海。ゴッホだ、ゴーギャンだ、セザンヌだあ。
 どうやって行く?
 最寄の空港ってのが、いっぱいあるけど、国際線が乗り入れてるのは少ない。マルセイユ、ニース、モンブリエ。ニームにはルートンからライアンエアというノンフリルのオンライン航空が入ってるんだけど、このごろ機内のトイレにまでお金取るっていうから。場所的にはヒースローが近くて便利だしぃ。悩みに悩み、探しに探して。
 リヨン。リヨンはまんなかへんなんですが、ヒースローから BA が飛んでて、空港よりTGVで アヴィニヨン-オランジュ-アルル とつながってるから、カンタンと思ったのが大間違い。このローマ時代遺跡の宝庫、印象派の画家たちが好んだ太陽とひまわりの南仏!へは、なんて行きにくい。
 リヨン到着から鉄道出発まで28分しかなかったんです。無謀っちゃ、無謀だったね。現地で切符を機械で取り出して、乗らないといけない。切符を手配してくれたフランス人同僚に「もぅし、万が一、大丈夫と思うけど、ひょっとして」乗り遅れたら切符変更でけんの?と聞いたらにわかにまじになられ「え?何時に着くの?え?」むりかも、とえらく急に不安になったのが現実になってしまいやした。飛行機がちょっとでも遅れたらあうちやと思い、手荷物だけにして、そくっと出ようと思ってても。1)飛行機少し遅れた 2)入国審査っつうもんがある(フランスではめったに言葉を発しなくてすむのに、このごろ入国審査官はけっこう質問する)3)空港から鉄道駅までけっこう歩く 4)機械でチケットを引き取らねばならぬ 5)乗る前に切符ガチャコンしないといけない かつ、機械はたいがい作動しない 6)プラットフォームは階段ずずっと下がったとこよ
 以上の要素により、うろうろしているうちに、プラットフォームに隠れていた列車が見えなく、アナウンスもあったかなあ、と思っているうちに、「あ、列車だ」階段を駆け下りようと思った瞬間に行ってしまったのでした。

*石段オペラ
 オペラを見にヴェローナにも行きました。古代劇場をローマ時代のそのままに使っているのはいっしょですが⇒前回のエッセイはここ その前もあり。ヴェローナは安い席は石で、懲りたの。でも料金により、真ん中の高い席はふかふかの椅子席になっている。
 ここオランジュは、みなさん、ざぶとんをお持ちです。木の折りたたみ椅子みたいなのを持っているひともいる。わたしたちはおしゃれして行ったけど、みなカジュアル。地元の老人会みたいなひとが多いって感じもする。そういえば、アリーナの前で地元のおばちゃんたちがざぶとん売ってましたね。10ユーロ。石段席にはざぶとん。
 石の上にも3時間、なんて無理よね。しまったぁ。
 座るとこはすべて石やで。買いましたよ、ざぶとん。一日目にして、おみやげゲット。当然ながら帰るまでキャリーバッグのほぼ半分の容量に鎮座ましまし。
 わたしたちの席は100ユーロもしたのに(200ユーロの席もある)、平等にぜ~んぶ石だからね。おまけに標高の高いところにあるんです。アリーナの中の石段なんて席と同じ構造だから、一段ずつの高さがあって、よじ登る(って感じ)のはなんとかいけても降りるのは無理!!こわいもん。下見ると。しかも手すりもないし。足腰だけで高い階段を何十段も登り(!)下りするんでっせ。
 幕間のトイレ休憩悲惨だったわ。後ろ側のまだ手すりがあるところから乗り降り(って感じ)したけど、高さは客席と同じだから、すっごい筋肉運動。
 足に身が入ってる(ってわかる??)感じがずうっとしてました。年寄りも多かったになあ、みなさん元気ね。オペラ観劇というよりはズボンにスニーカーのスポーツ仕様が適切なんでしょうな。
 ざぶとんで陣取りできるのに始まる前、友人がトイレに行ってるあいだにわたしが座っていたところにひとがきて、ここはわたしたちの席だよ。えぇ~っ?一段間違えてたことが判明。さて一段高い後ろの段にうんしょ、とよじ登ったはいいがそこには一人分のスペースしかない!えぇ~っ?だって、ふたり分とったのよん。石段の下に番号がペンキで書いてあるのだが、よく見えぬ。もう、英語、フランス語、日本語で叫んだわさ。「横にずれておくんなせえ、ふたりなんですのよ」右に左にお譲りください、って感じよ。もひとつ上のおばさんが親切にも流暢な英語とフランス語で隣近所に訳してわたしがなぜパニクっているかを説明してくださって、助かったけど。高所恐怖症にはつらいもんがあるで。

 あ、ごめん。石段の説明で終わりそうになっとるが、オペラだったんですね。オペラはそら良かった。舞台がすごく広くて、俳優さんたちは走り回ってたね。ステージも素敵で、良かったわ。終わったとたんにぽつっと雨が降ってきたのはいいタイミング。前のカフェで一休み雨宿りして、ホテルに帰りついたら夜中(始まりが夜9時半で終わったのも1時近いが)雷と稲妻の嵐でした。



*アンフィシアター(闘牛場として使われてたローマ時代の円形劇場)
 今回行った3都市。オランジュ、ニーム、アルル、すべてに備え付けありました。
 悠久のローマだわん。ヨーロッパはひとつだと思う瞬間。昔のひとはえらい、と思うひととき。

*列車されど列車だけど列車
 イギリスの列車でも懲りてるけど。。。フランス人同僚いわく、フランスで列車が遅れるのは「ストライキのときだけ」うそつきぃ!今回ひとつとして時間通りに出発した列車がなかった。
 いや、ひとつだけ時間通りに出発した列車があった。それにはわたしたちが乗り遅れた。
 ゆえに、100%遅れ。
 リヨン空港駅のおにいちゃん、フランス人らしくなくえらい親切で英語もうまくて市内駅からの
 TGVにささっと変更してくれた。メルシ・ボクゥ。
 やっと着いた市内駅でも遅れ、待ったあげく、プラットフォームの変更があり、荷物持ってまた移動という2重苦。
 オランジュからニーム。すんなり行けばオランジュからアヴィニヨンまでTGVで10分、乗換えてニームまで30分ほどの距離なのに。列車が遅れに遅れ、待ち時間も入れたら2時間以上かかったのに懲りたわたしたち。教訓!乗り遅れないためには「乗り換えをしないこと」と肝に銘じた。特に月曜にロンドンに帰る彼女はニームからアヴィニヨン乗り換えでリヨン空港へ戻るというタスク(リスク?)が待っていた。
 で、アヴィニヨンでお昼することにする。前述のミシュランレストランは開いてないけど。早めにニームを出てアヴィニヨンに行き、町もちょっと見て、ランチ後、夕方の列車に乗れば乗り遅れるはずがない!名案。
 帰りも空港では1時間しかなかったから、お互いあせったわよ。みなさん、BA のリヨン行きは南仏へ行くときは、やめましょう。


*レストラン
 当たり。鼻の利くわたしたちは、食ははずさんぞ。フランスだし、レストランさがしに気合も入る。駅前のカフェで、つまみのような盛合せとビールで充分満足。当たり続き。しかし、ひとつを除いて。初日のオランジュのホテルで紹介してくれた劇場敷地内の洞窟のレストラン。雰囲気は素敵だったがフェスティバル価格のセットメニューしかなく、グルメのわたしたちとしては「なめとんか?!」
 もともとの予定は第一日目にアヴィニヨンに寄りミシュラン・レストランでランチ、と予約まで入れていたのだ。それが楽しみのひとつでもあったのに前述のように、TGV に乗り遅れ市内周りになりその日の予約時間に間にあわず没。このレストランは日・月は閉店で友人は月曜日に帰るので、断念。


*ビール
 なんせ、イギリスと違って南仏には暑い夏が気温とともにあるもんで。
 日本の夏がビールおいしいのといっしょかもね。フランスのビールはいまさらだけど、こくがあっておいしいわん。
 そのせいか、前出「究極のビール腹」アルルでなんと、お腹をこわし、ホテルのトイレから離れられず。せっかくのまる一日、ハイキングへでも行けたのに。一日外へ出られず。ふきゃん。。。それとも前日のプールで(屋外で、水はけっこう冷たかった)冷えたのか。。。

*ホテルのプール
 今回は思いもよらず、泊まった3ホテル、全てプール付でありました。
 でも、ニームのベストウエスタン・オランジュリーホテルがダントツ。
(別に宣伝するわけじゃないがウエブ貼っとこ)


 ベストウエスタン・オランジュリーホテル

 中庭にあるこじんまりとしたプールサイドでレセプションのかわいいおにいちゃんが持ってきてくれたカクテルぅなどをなめながらどてら~としてると時と日常の喧騒を忘れます。


*ゴッホのアルル
 アルルはカマルグという湿地帯の平原に行きたくて選んだのだけど、途中から合流した日本からの友人がゴッホ!という。一日自由日があったのに、お腹こわしてどこへもいけなかったので、カマルグはまたのテーマに。体調が戻った翌日午前中にようやく、ゴッホをすこしく味わいました。でもゴッホの絵を見たかったらアヴィニヨンの美術館らしいよ。ロンドンにいっしょに帰ってきたゴッホ好き友人はナショナルギャラリーで「ひまわり」を見、たまたま行ったサマーセットハウスのコートールド・ギャラリーで「自画像」を見つけ、満足しておりました。





 クリック!!→ ウエブアルバム 南仏 
       プールサイド姿はないのでご安心?を。

 






はい、旅行は久々の夏休み!8月1日から5日まで4泊5日でした。


2009年9月3日        
© Mizuho Kubo , All rights reserved  August, 2009

72 青空市場 in Maidenhead

 ここ、メイドンヘッドでは、つきに一回、第二日曜日に Farmers’ market  がでます。地元の農家の農夫さんたちが?近郊からバンで乗り付け、ストールだして売りにくるんです。野菜、肉、お菓子、チーズ、魚屋さんも。発泡スチロールの箱に魚まるごと入れて持ってきますよ。日曜日の朝10時くらいから午後1時まで。
 前日の土曜日から「日曜日・ファーマーズ・マーケット」と黄色い看板がそこここに立ちます。場所はタウンホールに程近い普段は町の駐車場にストールがはりめぐらされ、臨時のマーケットプレースになります。うちから歩いて3分!重い買い物をしても便利!そんなに規模が大きいわけではなく、店の数も10件ほど。ひととおりの種類はありますな。毎月のように行って決まって買うのは「フリーレンジ(放し飼い)卵」、ベーコンなどの肉類、さかな、野菜。
 わたしの「かいものキット」はジュートのエコかばん(重いものを入れても大丈夫な手提げかばん)に、卵入れ6ヶ入箱(スーパーで買って使ったあと箱だけ残しておいて、マーケットの日に持っていく)昔、近所にくる豆腐屋さんにボールもって買いにいったようなもんかいなあ。
 つきいちなので、品揃えにも季節感が漂います。鱒だけ売ってる専門ストールが燻製、生、の鱒大小売ってておいしい。ここに5月はクレイフィッシュとよばれるざりがに、も登場していかにも川魚専門であったのに7月いなかったなあ。夏休みかしら。肉屋さんも、秋にはうさぎやフェザントと呼ばれる鳥類なんかのゲーム類が豊富だったし、今回は果物屋さんにベリー類が満載で夏らしい、と品揃えを見ているだけでも楽しい。いちご、ラズベリ、ブラックカラント(黒すぐり)、カラントは赤か黒と思っていたら、黄色のきれいなのがあって、思わず買いました。ふつうは料理の飾りとかに使うから、すっぱいだけかと思ってたらこれまた甘い。ベリー、ベリー大好きなわたしにはうれしい驚き。

 イギリスでは四季を感じられないというひともいるが、わたしはこのファーマーズマーケットで季節を感じてるかな?食い意地で感じてるという意見もありますが。
 毎回陣取りの場所は決まってるようで、入って右にプラント売りのおばちゃん。自分で作ってるのか、陶器のお皿やマグなど。模様はすべて草花。だからか、草花やベリー類もよこちょで売ってる。

 その向かいがパイやパン、ケーキ屋さん。夫婦で来てて、おばちゃんいつもしゃきしゃきとしてて愛想がいい。ホームメードのパンにケーキに、キッシュ類もある。
 その奥行きの隣、チーズ屋さん。肉屋はけっこういて、その隣がラム類の多い肉屋1.だちょうの卵も売ってる。
 肉屋2.豚類の専門かも。ベーコンに、ガモンの塊肉に、フィレに。。
 そこの肉屋で売ってる肉でソーセージ、バーガーの屋台が隣。
 卵やさん、ここでいつも卵買います。卵だけじゃなく、トマトとピーマンとかも売ってるの。トマトも黄色や細長いイタリア系のトマトとか。甘くておいしい。試食もできます。
 サイダー売り。サイダーはりんごからつくるアルコール飲料です。フランスのシードルといえばわかるかしら。おこちゃまの飲み物ちゃうで。アルコール分も7%とかあって、ワインよりは少ないがビールよりは多いんやで。ここは生(ドラフトという、発音はドラーウトって感じ?)の樽出し。1リットルとか、2リットルボトルに樽から詰めて秤売りしています。発酵したての飲料って感じ。生ビールならぬ、生サイダーを飲めるのはイギリスだけじゃないのかなあ。それにサイダーにはstill  という、バブリーじゃないのもあるのよ。ここのはそれ。試飲もさせてくれたから買った??
 花やさん。草木類、花だけじゃなく、12月は手作り風の洒落たクリスマスのリースとかも売ってた。最近ハーブや、鉢植えのポットに入ったレタス、バジルのたぐいも登場。「切っても切ってもまたでてきます」だって。
 自家製パン屋。かたまりの大きいパンで、イギリスちっく。
 肉屋3.ここも愛想のいい老夫婦がいつもいっしょに来てて、オーガニックぽい。ビーフにラムに、ベーコン。ポーク。一通りそろいます。たくさん買うと、計算が面倒なのか、端数を切り捨ててくれるので好き。
 肉屋4.豚肉、ソーセージ、チキン類。ソーセージは焼きたてを味見させてくれる。いつも味見ばっかでごめんね。試食ばっかりしとるなあ。
 トリは(いや、さかななんだけど)魚屋。こんだけ肉屋はあるのに、魚屋はこのかたひとつ。やはり島国でも肉食動物イギリス人。でもこの魚屋さん、なかなかレベルが高くて、気に入ってます。顔より大きいブリルというひらめのような形のでかい魚。友達と分けたけど、とってもおいしかった。でも3食分くらいあったので大きいのは敬遠してたら、ある日小さい黒鯛があって、思わず感激。でも、たまにきずは何でも3つでいくらにする、ってやつで。でかブリルは1匹でも5人前くらいあるのに、それを3つも買ってどうすんじゃ、と思ったけど、友人とひとつずつ分けて、あとは冷凍したわん。黒鯛は小さいけど、ひとつ2ポンド、3ケで5ポンド!と言われたが、涙を呑んで?1つにしたわい。通常スーパーの魚屋では、内臓とってくれ、頼めば3枚におろしてくれたりするんだけど、ここはストールなのでできない、と言われる。マルまま、持って帰り、うろこと格闘!!日本で買ってきたうろこおろしが役に立つぅ!!文字通りバリバリっと大変だったわな。そこらへんにうろこが飛び交う戦い。ぜいぜい。次は内臓取りぃ。小さいけど、内臓取り出すのも冷や汗もの。いやん、気持ちわりぃよぉ。しかし、食い意地の一念により生まれて初めて魚をおろす!!!きれいにして塩で焼いただけのおいしかったこと!!甲斐があったわ。しかし、しばらくええわ。
 そう、かにも失敗。甲羅の爪のとこだけの、ばらけてるのがバッグいっぱいで安かったから喜んで買ったが、甲羅をはずすのにひと苦労いや、百くらい苦労。見た目よりずっとてごわい。こっちのかにって、甲羅ががちがちに石のように硬いのだ。肉たたきで、がんがんたたいて割って、やっとの思いで身をほじくりだして、からのかけらといっしょにじゃりじゃり食べたわさ。まさにカトキン豊富って感じよね。しばらくええわ。本来から、じゃまくさがりなのよ。
 おろさなくていい、解体不要。かに身だけのが人気。そのままサラダにしてもいいし、パスタにまぜても。このごろは季節柄、ロブスターが気になってますが、ひとりでは食べきれんしなあ。これも甲羅やからしばらく近寄らずに離れとこ。さかな解体は力仕事だわなあ。
 話もどすけど、場所は普段は町営の駐車場。マーケットが出る日だけ駐車禁止。そのあとまた駐車場に戻ります。月の一回の土曜日にはハイストリートにこのマーケットが出たりもします。ウィンザーにもありました。ここは規模はうちより大きいけど、バラエティがそうあるとも思えなかった。同じ店がこの界隈(ウィンザー、メイドンヘッド、アスコットと)を巡回してるみたいで、地元で必需品はみな買えるからええわと気に入っております。




本日の収穫>>

写真左上 から、ベーコン塊、薄切りベーコン、サーロイン・ステーキ、フリーレンジ卵
卵の向かって右隣のポリボトルは生サイダー(1リットル)、
その右、さつまいもではなく、紫じゃがいも。
卵の下が黄色プチトマト、ラズベリ。ステーキの下が かに身ほぐし、黄色すぐり、
一番下、真ん中が アップルパフ
 黄色の「すぐり」はあまりきれいなんで「チャリティショップで2ポンドで買った裏を返せばロイヤルコペンハーゲンの」白い器に盛ってみました(自慢かい!)。皿は菊のような形で気に入ってるんですけど。果物は透明な水晶のような、さかなのたまご、キャビアみたいよね。
 半分はラズベリとともに冷凍したぞ。凍りついたストロベリやラズベリは氷代わりにピムズに入れて飲むのが夏の楽しみ!!だし。
 ベーコンは streaky  と呼ばれる油の多いのが好きで、かりかりに焼くの。
 2枚ずつくらい切って小分けして冷凍しておき、週末のブランチのイングリッシュ・ブレックファーストの一役を卵とともに担うのですわ。

2009年7月18日          
© Mizuho Kubo , All rights reserved…..…..July, 2009
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