Tuesday, May 17, 2011

春キャベツとお好み焼き

これだ!
キャベツといえば大阪人のわたしはまず、お好み焼き。たこ焼きはたこ焼き器がないと作れないけど、お好み焼きはフライパンで焼けるし。この時期、イギリスでも「やわらかい」キャベツが出回るのです。イギリスにもキャベツがないわけではないのですが、ふつうのグリーンや白っぽいのはかたくてだめ!イギリス名物くたくた煮しないと食べれまへん。生(なま)で千切りにしたキャベツをしゃきっ、しゃきっなんて、無理。
春のキャベツ、特に先がとんがってる、Pointed Spring Cabbage という種類のはやわらかくて生でも千切りでオッケー。


細かくみじん切り

先がとんがってる
ロンドンに大阪のお好み焼きレストランがあり、けっこうおいしいのですが、上品。というのは小さいの。高いということもある。そこはキャベツをすっごーく細かく、きってある。かたいイギリスのキャベツをおいしく食べるコツでしょうけど、最近、それを真似して作っています。

関西人が集まると、地方により、場所により、一家言あるんですなあ。これが。ちなみに、これ読み方は「いっかげん」で、意味は「その人独特の主張や論説」ですと。

とにかく、関西とひとまとめにいいましても、大阪、京都、滋賀、奈良、兵庫。兵庫もひろくて、神戸、西宮、尼崎、と。お好み焼きとなると、広島まで入れないと広島人に怒られるでしょうね。たまごをまぜる、いや、あとでのせる。具はまぜこむ、先に焼く、上にのせる。
ま、わたしはオードソックスいや、オーソドックスにたまごは最初から混ぜます。具(豚、いか、えびなど)は先に鉄板にのせて少し焼いてから、キャベツと小麦粉の具をのせて天かすその上にのせて、ひっくりかえす、という感じ。
あ、お好み焼き粉ってのも売ってるけど、あれ、使うのはジャド~。大阪の子はそんなん、使わへんで。ちゃう?本格派は自分でブレンドするのだ。でも、考えたら山いもの手にはいりにくい、もしくは、高いイギリスでは、いいかも。前は乾燥の山いも粉を買ってきて粉に混ぜてましたけど。なくても可。
ベーコンでもいけるよ

のりはのりだし。

こちらは、春キャベツのパスタ・プリマベラ
バジルとケイパーをあしらってトマト味にしました
何!焼きそばに見えるってか?!!

イギリスではえびは北欧のちいちゃいやつ、で代用し、いかもあるし。豚も薄切りは日本食か中華のスーパーにいかないとないので、手に入らないときは、ベーコンやパンチェッタで代用。つい最近、ちょっと贅沢ですが、ホタテの貝柱のちいさいのが安売りになっていたので、細かくして混ぜ込みました。グ~。かにかまを細かくみじんに切って混ぜてもいいよ。
キャベツにはねぎのみじん切りも入れます。あれば、こんにゃくやちくわを細かくしたものを混ぜ込んでもグーよ。昔行ってた大阪の駅ビルの中のお好み焼き屋さんは、りんごの薄切りが入ってました。これもおいしかったけどね。
トッピングは邪道かしらんが、マヨネーズとからしをちょっと塗ってからお好みソースです。で、鰹節と青海苔ねえ。青海苔は手に入らないことが多いので、のりで代用。もしくは鰹節だけ。鰹節も貴重なので、日本で買いだめしておきます。

もしくは日本から送ってもらうにも軽いから、頼みやすい?よろしくねえ。
あ、天かすは自分でつくれるのでダイジョウブですぅ。

ここで、「お好み焼き」の作り方を披露してもいいのですが、なにせ、どんぶり勘定のわたくしのこと、特にこれは計ってなんて、作らないので、レシピになりまへん。

小麦粉 ボールに適当
キャベツ ボールに適当
たまご 適当、ま、一枚 に1ケはぜいたく?

。。。ってね?この、小麦粉に水をまぜ(水は冷やしておくのが望ましい)卵を入れてからのビミョ~な溶き加減っつうのはレシピに書かれませんわ。とろみ加減は感覚でしか言えんし。まあ、関西人なら、そのへんおわかりいただけるということで。

© Mizuho Kubo , All rights reserved…..…..May, 2011

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