Monday, November 15, 2010

食を語る ・ アートなレストラン

 このごろ、基本はフレンチなんでしょうが、モダン・ブリティッシュとか、モダン・ヨーロピアンというカテゴリに入るレストランでおしゃれなところが増えています。
 テレビの*マスターシェフに出てきたデンマークのレストラン。修行にだされてレストランで対決するんだけど、これまた、盛り付けといい、なんといい、料理というより、芸術ですな。味は言うに及ばず、盛り付けもミシュランのスタンダードでないといけない、と司会と判定人はうるさいです。


 フュージョンの世界で、日本の素材や名前が使われることも多い。
 しそ、ゆず、炙りなどなど

 覚えてますか?今年の夏の南仏のミシュラン・レストランめぐり

 たまたま入ったんだけど、日本語の「Nigiri 握り」に魅かれて頼んだけど、でてきたものは想像したものとまったく違うかった。


ガラスのお皿もなんか和風っぽい
  でもこういう日本人でないシェフなのに和風の味や素材を使うひとが増えているのは確か。

「このアジアの風味をどこまでうまく合わせ味のパレットができるか」

 できるんかいなあ。わたしら生まれたときからなじんでる味があるから、それを大人になってからこれが和風の味よ、って言ってもねえ。でもまあ、おいしいものは万国共通なんでしょうね。中華・フレンチよりいまや和食????
 イギリスのテレビシェフのジェイミー・オリバーや、ナイジェラ・ローソンなども、醤油、わさび、みりん、などはウスターソースやヴィネガーと同じように日常的に使ってるみたいですなあ。


恥ずかしいかなと写真はあまり撮らなかったので。
これはレモンタルトになってたけどそれらしくない
  ロンドンのレストラン。
 ミシュランの星を取った、取らないで話題になるレストランたち。ロンドンもなかなか競争相手が多そうですよ。
 10月半ばにロンドン・レストラン・フェスティバルってのがあってパークレーンの一等地の某ホテルの最上階のレストランでランチしました。
 



パンナコッタだったと。














 11月7日にはリッチモンドのレストランにランチに行きました。
 ここもホテルの中のレストランで、最近ミシュラン星を取って注目されているらしい。
 夜のディナーは高くてもランチはまだ安いからねらい目よ。

 綺麗。おちゃれぇ。器のみならず、食べてくずすのがもったいないくらい美しい盛り付け。器に凝るというのも和風の魂のような気もするし。


ダックとラビットのテリーヌ
右の野菜(ビートルート)が美しいでしょ


メインのPlaice (ヒラメ種)
バタナット・スカッシュのピューレ
マテ貝添え


ピジョン(食用鳩)ですよ
真空パックで茹でるというのが流行ってるみたい
色はピンクだけど火は通っています、との事前説明付
 
デザートのアプリコットタルト


ルバーブのデザート
なんか、器が和風

ローズゼリーとフロマージュ・フレのデザート

 観光客かいな、わたしら、と周りを気にしながら、あまりに美しかったので写真に撮りました。まわりは場所がら、ご近所にお住まいそうな、金持ちで上品そうな年配のカップルが多かったですぅ。

 3コースで38ポンドはリーズナブルでしょ。ひとつひとつの手がこんでるって感じ。丁寧に作ってありますねえ。つけあわせの野菜ひとつ取っても。全体に量は多くないしあっさりしてるわしてるんだけど。
 撮らいでか、って感じよね。

筆者注*マスターシェフ
 BBC の料理番組で、シェフたちが料理を競い、批評家やミシュランシェフたちが味見をしてチャンピオンを選ぶのです。素人とプロがあって、今回はプロのシェフたちから募集していました。何人かから選んでいき、セミファイナル、ファイナルと進むにつれ、スタジオでの自分のメニュー作りから、ロンドンの有名レストランでランチの用意に対決させたり、海外のミシュランレストランへも対決に行きます。見るだけじゃなくって、味見もできたらいいのにね。

© Mizuho Kubo , All rights reserved.....November, 2010

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