Tuesday, April 27, 2010

96 落としもの、だけじゃなく


  表紙 列車のタイムテーブル(ハンディ時刻表)

 火山灰でふっとんじゃったんだけど。あとさきになってしまいました。

 自分の恥をさらすようで気が引けるけど、誰かに言いたいので、ここに公表してしまいます。
 ばかなことばっかやってるなあ、ときっと思われるよなあ。しかし、自分の失敗をネタにするこの貪欲さ!? 
 
4月2日 グッドフライディ休日 イースター
 お昼の12時20分ごろ Network Rail Card £25 とギルドフォード行きの一日往復券 £7.90 購入 黒人のおねえさん
 ネットワークレイルカードというのを購入すると休日、列車のチケットが 30% 引きになるのです。メイドンヘッドからロンドンへの地下鉄乗り放題1日パスが、通常£13  のところが、レイルパス割引だと、£8.60。週末だけだけど。
 1年間有効なので、5回も使えば充分もとは取れます。他にも朝10時以降で平日も安くなる路線もあるし。去年買ったものが3月で切れてしまったのを忘れていて、金曜日にギルドフォードの友人宅に遊びに行く前に購入しました。
 前回はフォームを書いたけど、このおねえさん、何も言わず、わたしが見せた前のパスを見ながら名前を機械に打ち込み、パスを出してくれました。再発行なので今回はフォーム記入がいらんのや、と思ってました。ついでにギルドフォード行きの日帰り切符も買い、合計金額をカードで払いました。

 ギルドフォードへは、メイドンヘッドから10分ほど列車に乗ってレディングで乗り換え。ガトウィック空港へ行く路線です。レディングからは40分くらいかかるんだけどさ。帰りもまた、レディング乗り換え。酔っ払ってたわけじゃないと思いたいけど、あろうことか、そこでパスをなくしてしまいました。今思えば、ギルドフォードから列車に乗って、しばらくすると検札の車掌さんがきて、切符を見せる用意に、オイスターパスケースをかばんから出してひざの上に置いてたんです。ところが、隣にいた2人のにいちゃんたちがなんだかんだと言って、言うたびに車掌さん、一番後ろに行って、戻って、2往復もしてました。で、ついに横にいたわたしは忘れられ、見せなくて良かったんだけど、わたしもひざの上に置いたまま忘れてました。
 終点レディングに着いたら、そのまま降りてしまい、きっとそのときに落ちたかして、パスを車内に置いてきたんだと思います。列車を乗り換えてメイドンヘッドに着いたら、あれれ、パスケースがない!ポケットさがすも、かばんさがすも、ない。あ!!あのとき、ひざにおいたまま、かばんに入れなかったかも。いや、入れてない。
 メイドンヘッドに着いたのは夜10時すぎ。夜この時間はオフィスも閉まっていて、そのため、改札は開けっ放しになっているので切符がなくても通れるのですが。。。

 翌日 ああ、もうショックでショックでどうしたらいいの。
 朝10時ごろ メイドンヘッド駅に出向き、カウンターのおばちゃんにパスなくしたんだけど、と言ったら、フォームの控えを持ってるか?そんなんもらってへん。なければパスは発行しないはず、っていう。記入してないけど、パスはもらった。昨日黒人のおねえさんに、12時半ごろもらったわよ、カードを挿入するときに別のひとに、どっちむき、って聞いてたわよ、と言ったが、彼女はトレーニー(研修生)でともかくフォームがないと再発行はできない(しかも£5かかる)の一点張り。ごめんなさい、の一言もなく、「わたしには何もできない」「わたしの責任ではない」
 何も言ってないのに、クレームするなら、クレームフォームがそこにあるから、って。唖然。

これがネットワークレイルカードの申込みフォームだぁ!


 怒りのまま、家に戻ってきてから家の電話で列車会社のロスト係りにかける。
 駅のボードにロストの場合はこの電話という番号を見つけたので、かけてみると1)タイムテーブルの問い合わせ 2)チケット購入もしくはすでに買ったチケットについての問い合わせ 3)紛失・落し物 4)クレーム、ご意見 の4つの選択がある。
 思わずクレーム言うたろか、の勢いやけど(クレーム戦・現在1勝1敗。 
 内訳は前に75にて記事にしてます)。
 10時半ころ 照会の電話番号にかけると、昨日の午後6時以降に落としたものは今日午後6時以降に電話せい、と若い男性の声でいわれる。あ、そう、と思ったけど、すっかり忘れていて、7時すぎに電話したら、終わってた。土曜・日曜は5時までだって、アナウンス。これも1番タイムテーブル、2番チケット購入もしくは購入したチケットについての問い合わせ、3番落としもの照会、4番クレームご意見伺い、で、選んで3)を押すと、オフィスは終わってますのアナウンス。押す前に言えよぉ~!!!またクレーム増えたわ。

 4月5日 イースターマンデーの休日の月曜日。
 前日の日曜日は「93 水仙ウォーク」にケントの田舎まで遠出していたので、電話する暇なく、やっとこの日。
 懲りずに朝10時半ころ電話すると、ジョンという男性が渋い声で出て、週末なくしたものの問い合わせは6時過ぎと言う。土曜日の電話したらその日の6時過ぎに電話せい、と言われてかけたのに、閉まってたのよ。またかけろっての?月ー金は休日でも8時までやってると言う。今日はイースターマンデーの休日だけど8時まで開いてるのね?としつこく重ねて聞いた。ひとの言うことは聞かず、しつこいやつだと思ったんでしょう。8時まで開いてるってひとこと。

 さて、彼の言葉を裏付けるべく、6時10分すぎに電話しました。今度はレイチェルという女性が出て、レポートは上がってないわ、う~ん、困ったわね、いい方法考えましょ、だって。オイスターカードパスをなくした、とまず言ったので、「オイスターの再発行する連絡先はご存知?」
 ロンドン交通局にふろうとしてるな。
 いや、ネットワークレイルカードも入ってたの、というと、レシートはあるの?
 再発行するしかない、と思ってるな。
 メイドンヘッドの駅で言われたことを逐一報告すると、う~ん、もいっかいレシート見てみて、カードを購入したとかわかればいいのよ。何もない?そう、じゃ、何もできないわね。
 レディングの駅に行って聞いてみる価値あるかしら、と言うと、う~ん、そうねえ、多分、週末でレポートがあがるのが水曜日くらいになると思うのよ。水曜日以降に行ってみたらどうかしら、でも開いてるのは8時から5時45分までよ。だって。

 そらね、忘れたのはわたしの責任でわたしが悪い。しかし、困ってるひとを助けるってことも必要やろ。別の友人の入れ知恵で、フォームの控えがないと再発行できない、というなら、フォームを要求しなかった係員も悪い。トレイニーとは言え、他のひとにも聞いてるんだから、上司にも責任はある。フォームがなくて、このパスが無効なら、支払ったお金を返せ、と要求できるって。
terms and condisions チェックしてみたら、だって。

 電話しても、また結局レポートはあがってない、とか、明日電話せい、と言い続けられるより、駅に行った方が早いと思いました。というより、レポートあがってない、ってどうやってわかるんかなあ。日本ならね、全国直通でつながってって、どこからでも、コンピュータでぴっぴっぴ、と。はい、大阪茨木駅、落し物2件あります。オイスターカードですね。一目瞭然、ってことはありえるだろうけど、このイギリスじゃあ、まず無理っしょ。
 マニュアルだろうなあ。一応パスケースにはわたしの名刺も入れておったのだけど、そういうの見て何も言わず、郵送してくれるとか。。。。ないよなあ。期待しちゃだめ。

 オイスターカードも紛失に備え、登録することもできるのだが、やってないし。番号もわかんない。そういえば、昔一回なくしてるんだよね。そのときは再発行してもらえたんだけど。どうやってそれができたのか?番号控えてたのか、月のパスだったからか。。。アルツハイマー。

 まあ、半々かなあ、あるかないかはフィフティ。フィフティ。。

 どきどきしながら4月10日、土曜日の朝、午後からロンドンに出る用事があったのですが、3ポンド30もかけてレディングまで行きました。

 まあ、半々かなあ、あるかないかはフィフティ・フィフティ。。
 一応往復切符は買ったけど、駅構内で用事が済むのならそれにこしたこたぁないのだが。出てしまってから、また中よとか言われるのもいやだし。インフォメーションは改札出ないといけないので、改札手前の精算切符の窓口に行ってきくと、デューティ・マネージャの部屋に行け、という。プラットフォーム4番と言うのだが、さがせどもどこにあるのかわかんない。駅員にデューティ・マネージャのオフィスはどこ?と聞くと、何用だ、と反対に聞かれる。落し物を調べたいのよ、というと、チケットオフィスに行け、と言う。チケットオフィスは改札通って出ないと行けないんです。
 さて、出るともちろん大きな駅であるからして、長蛇の列が。
 みんな切符を購入するのに並んでるんだけど、問い合わせだけにジャンプするわけにはいかないので(列を乱して先に行くのを、キュージャンプと言う)辛抱強く待ってました。
 まあ、半々かなあ、あるかないかはフィフティ・フィフティ。。

 窓口は10ほどあるが、真中で、切符売りのおじさんが、機械をさげて売ってます。あろうことかそのおじちゃんに当たりそう。わたしは切符を買うわけじゃないので、おじちゃんでなく、窓口に聞きたいので、うしろのひとに譲る。順番を大切にするわたしの後ろにいたイギリス人は(インド系だったけど)ゆずられて、すごく恐縮してました。
 やれやれ、やっとわたしの出番。
 説明すると、名前が入ってたのかと聞かれ、イェ~スと言うと、名前を書けといわれ、メモに名前を書いて渡す。おにいちゃん、奥へ探しに行ってくれました。
 う~ん、なかなか時間がかかっておる。これはいいサイン?あるかも?いや、フィフティ・フィフティかなあ。言おうと思っていたフレーズをわたしは口にしました。おにいちゃんが青いパスを持ってわたしの前に出てきたときには!!!
「奇跡だわ!ありがとう」

これがOyster Card とパスのケースだ!









これがNetwork Railcard だ!新しいパスケースを買ってあげました。
ほんに、買ったその日になくすかね!?

 やったやったやった~。うれぴいうれぴいうれぴい。
 まさか出てくるとは思わなかったけど、出てくるような気もした。複雑ね。いやいや、まだまだイギリスは正直者が多い!そういえばすっごい昔にロンドン・バスの中でなくしたショッピングバッグも出てきたし。パリで学生してたころ、なくしたバスの定期も出てきたなあ。けっこう忘れ物してるんや(笑)

 青いパスを見たときには、うれぴいうれぴい。もう2度とあなたを離さないからね。と言ってあげました。レディングまで行った甲斐がございました。はい、これからは席を立つときは必ず後ろをみて、何もおいてけぼりにしてないか確認いたしまする。大体が2つ以上ものを持つとだめなひとで。ひざにおいてた買ったばかりのスカーフをその日になくしたり。
 ひざから落ちたら、あ、落ちましたよ、と言ってもらえてすんでのところで助かったり。

 でてきたおかげで、ネットワークレイルパス無効!のクレームしなくてすんだけど。あのおばちゃんに見せてやりたいわ。ほれ、フォーム書かんでも、これ、パスやでぇって。でてきたんやでぇって。

 列車のタイムテーブルでまたクレーム言わしてもらうと、この前コンパクトタイムテーブルを熟読していますと、こういうのに出くわしました。だいたい、土・日にロンドンに観劇が多いので、必然遅くなります。ちょうど出し物が終わって地下鉄乗り継いでパディントンやイーリングの駅に到着するころって、ひどいんだよね。こういうひとたちのためのことをまったく考えておらん配車状況。
平日だと15分おきが、この時間帯は30分から1時間おきになる。
突然、電車の間隔がすうごいあくの。
 なので、いっつもだいたいの終わる時間をチェックして事前に時間を見ておかないと、1時間くらい待つはめになる。
 このコンパクトタイムテーブルを見つけたときには、よっしゃ、これ持って歩いたらオッケーと思ったのもつかの間。全くの意味ない紙切れだと気がつくのに2分しかかかりまへんでした。





わたしがもっともよく利用する時間帯すなわち、土・日の午後10時以降。

21.57 まで黒字。 22.45 から赤字になってる。はて、この赤字はなんじゃろな、と注釈を見てみると?

Pink =  Operates on certain days only 

 書かん方がましちゃう>無駄な期待をさせるより。10時以降何も便がなくても、驚きはせんぞ。もう。で、ナショナルレイルのウエブにいったら、この時刻表のどの赤字時間もないの。なぜ??
 22時以降空白にしてくれといた方がへたな期待をしない分、いいと思うのだけど。いかがでしょうか?担当者様。またクレームしてしまいそう。


















 そうそう、報告遅くなったけど、前回の勝ちクレームでせしめた列車のヴァウチャーよ。初公開。£9  £21 £25 の3種類で、タクシ代としてクレームした(領収書もらってないから、自分で捏造した。。。あ、内緒、内緒) £45.60  とした、と、当日のネットワークレイルカード週末割引一日パスの£8.60 をカバーして返してくれたわ。列車のチケット購入のときしか使えないけど。ほんとは返金しないんだけど、今回特別だって、言い訳たらたらのレターつきだったわ。言い訳せんとさっさと出せってな。やくざか、わたしは。




2010年4月27日
© Mizuho Kubo , All rights reserved…..…..April, 2010

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