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Saturday, August 20, 2011

オペラ座のチケット

イギリスに住んでる強みで、ロイヤル・オペラ・ハウスにはよく行きます。
切符もフレンズのメンバー先行予約のときに売り出しと同時にオンラインで安いチケットを取るのですが。。。フレンズにもいろんな段階があって、プレミア2フレンズ、プレミア1フレンズ、サポートフレンズ、と。ジョイントフレンズ、シニアフレンズときて、やっとふつーのフレンズで、何が違うかというともちろん会費の額です。わたしなぞは年会費79ポンドの一番下っ端メンバーです。
上に行くほど、先行予約も早いけど、トップの会費は1680ポンドですがな。そんな会費が払えるひとは別に先行予約で安いチケット取ろうとしないで、一般売り出しまで待ったって、高い席は残っているわよ、と思うけど。




ロイヤル・オペラ・ハウス正面から




インテリア









レストランのひとつ
こんなんがありましたあ☆
印刷のずれ、だろうけど、あるのねえ。わたしは4枚買ったうちの最後だけでしたが、このあとのずれは、次の人のチケットにも影響を及ぼしに行ってると思うんだけど。





いつ?




こちらがまっとうな?チケット

















先日やっと、カウンターに持っていって、ちゃんと印刷しなおしてもらいました。
最近、角がとれて丸くなったのですが、さらに、お札のように銀の押印がついたよん。




上:before
下:after



左端上 ROH のマークの横に
銀のラインマークが




踊り子と赤い電話ボックス




バレエの衣装




ミニチュアで購入可。
2000ポンドくらいですけど
リハーサル☆
フレンズに入っていないと取れないのですが、通常は200ポンド近くするオーケストラの席もリハーサルだと、14ポンド。どの席も同じ料金で、アンフィシアターとサイドの視界に制限のある席は4ポンドです。いつも売り出しと同時に獲得しようとしても、アンフィの上の方しか空きがありません。たまに土曜日のときもあるけど、リハーサルはだいたいが、平日なので取れたら有休使って行かねばなりません。

有名な歌手が出るオペラなんぞは、平日でも到底無理。フレンズしか取れないはずなのに、わたしなぞの下っ端のフレンズの売出日に取ろうとしてもすでに満席の場合が多いです。




Grand Tier です!
ところが、バレエのリハーサルで、やっと、はじめて、バルコニーの下、ストールズ(オーケストラ席)の上、通常は一番高いエリアで取れました!

ゴードンさんの名前がついてる、グランド・ティア席。まっとうな料金だと絶対座れないわん。うれぴい。
£12.30 だもんね!いまから楽しみです。11月ですが。

リハーサルは衣装も本番と同じで、何が違うかというと、オーケストラにひとたちが普段着、というくらいかな。楽しみぃ。下っ端フレンズは1枚しか取れません。




アンフィ・バーからみた正面




中2階はレストランです




シャンパン・バーを望む




この箱のところはアンフィの展望所



夏はロイヤルバレエもオペラもお休みで、ロシアから海外遠征に来ます。
昨年はキエフ、今年(2011年)はセント・ピーターズバーグ(旧レニングラード)のマリンスキ劇場でした。



7月30日 シェエラザードより

2回見に行ったんだけど、この←←男性プリマ、同じひと↓とは思えない。。。よく、飛んだわあ。




女性は違うのですが
8月7日 バレエ・インペリアル






















ロシアの団員はみな、すらっとスタイルも良く、顔もいいのよねえ。美しいです。去年のキエフのときも〔特に男性が)ハンサムでかっこういい、と友人と二人で盛り上がっていました。踊りもうまいしねえ。ロイヤルバレエと違って、地元ロシア人ばかりみたいだし。当たり前か?




© Mizuho Kubo , All rights reserved.., August 2011

Monday, June 27, 2011

158 ロンドンの野外オペラ

野外オペラはフランスとイタリアで行きました。南仏のオランジュ2回と、イタリアヴェローナ2回。


夏は野外オペラ

南仏・野外オペラその2

ヴェローナの野外オペラ 感激

ヴェローナ・オペラ ふたたび おんな3人旅


イギリスに住んでるんだから、ここも話題にせないとね。ちょっとは入れましたが、しっかりまだ出してないと思う。

よこちょの入り口
オペラにはまりだしてから、友人の誘いで、夏だけホランドパークでやっている野外オペラに行き出しました。ここはこじんまりとして有名なひとはでないけど、気軽に楽しめる、お手軽オペラです。
でも、そのわりには切符代は高い。マルキーで舞台も質素なのに。唯一の魅力は、端席だと、10ポンド。それをいつも売出日に狙っておりました。ところが今年からシステムが変わって、一番安い12ポンドの席は2週間前にならないと買えないことに。オペラ仲間の友人にリマインドするはずが、ころっと忘れており、電話してもらったときにはすでに売り切れ。月曜日だからねえ、忙しいのでついわすれちゃうの。どっちにしろ、その上は35ポンドとかになるから、それだったらもういいや、とあきらめていたのです。ところが、またその友人がウエブで見つけて、チャレンジっていうチケットをひとり4枚まで買えるっていうんです。金額は。。。。実は無料。というのも寄付なんですね。だからいくらでもいいってことだけど、最低30ポンドとなっている。終わってから見た感想をアンケートとともに支払えばいいらしい。すごい太っ腹。

去年は8月ひとつだけ、その10ポンドのチケットを買って3人で行くはずが、8月も半ばというのに、気温は低く、雨、嵐。2人が調子悪く、10ポンドやからええやん、棄てても。無理に行って体調悪くしても、というのでやめました。天候に左右される野外オペラ。やっぱイギリスやからねえ。イタリアや南仏は野外の古代劇場で屋根は空、っつうオープンエアやけど、イギリスはやはり、天空がないと無理。ウィンブルドンのセンターコートにも屋根ついたし。余談やけど。


しまうまがいた

これがマルキーだ

お城のようであるが

テラスでピクニック
だから、2年ぶりなんですよぉ、出し物は。
期待が高まる、ひさびさ、ホランドパーク。やっぱり道間違えた。公園の中を通っていくのですが、いつもと違う方に出たぞ。どっちが近かったんだろ。
天気が良かったので、5人でピクニック。料理係二人と、飲物係約2ー3名、でオペラ会場の外にあるカフェ。テラス席が張り出してて、そこは無料で使えます。いつもの屋根の下のテーブルはすでに取られてて、はじめて炎天下のテーブルへ。

屋根の上に孔雀がいました。綺麗じゃなくて茶色いからメスだって。写真撮り損ねた。が、この方あとから登場。

始まる前はみな、ピクニックしたり、飲み物飲んだり、リラックスな雰囲気。サイトの中では、予約しとかないとピクニックはできないんです。テラスにしつらえてあるテーブルとチェアは予約の人用。バーはあります。

わたしたちには大事なバー

公園を見下ろし









さて、始まりますよ。久々の真ん中席です。後ろのほうだけど。入りは悪くはないが、ぽつぽつ空席がある。オーケストラが入り、指揮者が挨拶してさあ、始まる、ってときに上からばばばばばとヘリコプターの音が。思わず、意気消沈ですね。屋根はあるけど、壁がないから、外の音が丸聞こえなのだ。ヘリを追いやってやっと始まりです。


舞台



学校かと思ったけど
オフィスのつもりだったみたい



まんなか二人が、フリッツとスーゼル

カーテンコール
カーテンはないけど

張り切りの指揮者


このオペラはマスカーニ作「友人フリッツ」っていう題目なんですが、マスカーニはイタリアの作曲家で比較的新しいです。ヴェリズモ・オペラと言われる、20世紀初頭に流行った、日常の生活、話をオペラにしたものでシチリアが舞台の「カヴァレリア・ルスティカーナ」で一躍有名になったひとですが、この間奏曲は映画「ゴッドファーザー」に使われているので、聞いたことのあるひともいるでしょう。

さくらんぼの木発見

いっぱい落ちてます












この「友人フリッツ」はあまり上演されることはないようですが、たしかに、ちょっとたるい。話はフリッツという主人公、40過ぎて独身主義。ところが若いスーゼルという娘に恋をするって話。お互い好きなのにいえなくて、スーゼルは牧師さんの勧めるままに、気の合わない結婚をすることになり、やっとお互いに気づくっていう、韓流ドラマみたいな話ですけど。桜んぼを積みながらのデュエットはリサイタルとかでよく使われているようです。


正面玄関

とんがりマルキー

公園の前なので、子供の声もする
歌手の方たちはみなうまかった。音楽も素敵で、でも、ちょっとドラマに欠けるんですよね。筋も歌も。途中、孔雀の声にじゃまされる、っつうか、孔雀とともにオペラ、っつうのも一興?ソプラノが歌いだすと競ってるのか、みやぉみぉ~言うんだよね。猫だとばっか思っていた。孔雀さんもいっしょに歌いたいのかなあ。












アンケート

チケット




















しかし、孔雀の声といっしょにオペラを聴けるのは世界広しとはいえ、ここくらいじゃない?
影のオペラ歌手やったりして。

チャレンジの意図が、普段オペラを知らないひとに楽しんでもらえるよう、ということであるなら、もっとわかりやすい、コメディとか、なじみのある歌がでてくるような作品を選ぶべきでしょうね。なかなか上演されないレアなものを出すっていうのも意味はあるのだけど、玄人にはよくても、初心者にはちょっと難しいかなあ。と感じたのでした。

本日のピクニックセット

サンドイッチも














© Mizuho Kubo , All rights reserved..June, 2011

Thursday, December 16, 2010

オペラ座詣で

 冬はインドアエンターテイメントの季節です。最たるものは、オペラ、ミュージカル、それに美術館めぐりでしょうか。楽しみと言えば。


ロイヤルオペラハウス
  オペラはイギリスへ来てから、ともだちの影響で、はまりましたが、いまや、ロンドンのロイヤルオペラハウスへ(以下 ROH と略)はバレエも含め、ひと月に最低一回は通ってるって感じかな。オペラに関してはおたくブログをつくってるひとけっこういるので、しろうとはえらそうなことはいえませんが、しろうとから、っつうか、わかりやすいばかみたいなのもあっていいだろうと。勝手に「オペラ」編にしてみます。主にイタリアオペラについて、です。
 オペラ通いなんてぜいたくねえ、とおっしゃいますな。チケットはいつも50ポンド以下。20から30がバジェットなんです。でないと数通えないし。なかなかこれも最近つらくなってますけどねえ。年会費79ポンドのフレンズ登録し、先行予約の日に狙い撃ちです。バレエになると20ポンド超えると考えてしまうという。
 イギリス以外の国のオペラ座も有名なところ、まだ全部網羅できてはいませんから、今後の課題です。でも海外遠征?となるとねえ、ホテル、足、オペラのチケットと3段階必要なので、大変です。しかも、お目当ての歌手がドタキャンなんてことになると、せっかくこのために行ったのにい。と無念が残る。ROH だとチケットだけでいいから、日帰りだし。ドタキャンされても次に取ればいいわ、とか、当日券並ぶわ。ってこともできるし。ロンドンに来てよねえ、有名歌手さんたち。有名でも、なくても、わたしの趣味ならいいんだけど。



シャンパンバーを望む回廊が
レストランになっている
  オペラの出来は歌手につきるわよ。歌手次第と言ってあげよう。まれにしか上演されないのもあるので、ひととおり、見たいとは思うのですが、よく上演される出し物だったら、やっぱり「歌手」で選びますねえ。ROH もひとつの出し物をダブルキャストでやることが多々あり、その場合は「目当ての」歌手の場合と、そうでない場合でえらい違いです。



 

テラスからの眺め
















 イタリアのヴェローナは過去2回行きました。前にも記事にしましたがこれからはまってます。
 アーカイブに入ってます。「ヴェローナの野外オペラ」「ヴェローナ オペラふたたび

 ウィーンも2回。ステートオパーは由緒ある劇場です。あれ?ウィーン記事にしてない!ひょ~。失礼しました。2008年の11月終わり ホセ・クーラ(アルゼンチン・テノール。ヴェローナ編に登場。とってもハンサム)の「トスカ」をめあてに行ったんです。2泊で、翌日デボラ・ボイト(アメリカ人ソプラノ。太いけど、きれいなひと)の「サロメ」も観ました。実はこっちの方がよかった。

 ウィーンオペラ座の写真だけでもアップしとこか。といっても内部だけだが。



内部天井も素敵


シャンペン・バーですよ。こじんまりだけど。

 
 その前は白黒時代に小澤征爾指揮を目当てに「ヤヌーファ」っつう覚えてないオペラに行ってます。よかったんだけど。舞台見る、指揮者の動き見る、字幕(英語)読む、ってんで忙しくてようわからんかったつうのが本音。


客席はみな似たりよったりだが



 







 パリ。前はオペラ座ひとつだったけど、新しくバスチーユができてから、2つになりました。古いほうがガルニエといい、天井画のあるほうね。パリ駐在していた先輩にチケット取ってもらってバレエに行きました。来年ごひいきのテノールさんが出るので、行きたいのだけど。

 オランジュ今年2回目2年連続
 こちらもアーカイブから 「夏は野外オペラ」 今年の「南仏野外オペラその2

 あ、ドレスデンも行ったわ。これも記事にしてないけど。写真はありますぅ。けど劇場の前では顔がついてるので。出せないわん、これは。内緒にしとこ。

 フェニーチェ劇場はヴェニスですが、あまりおもしろそうなのやってないのよねえ。いつも。そう、イタリア行ってイタリアオペラ観ても字幕つけてくれてないやろなあ。

 憧れのスカラ座(ミラノ)。これまたチケットを取るのがすっごいむつかしいらしい。イタリアの劇場のウエブは前はイタリア語の案内しかなくて、最近やっと英語が読めるようになりました。でもウエブで取ろうとしても、売り出し日にもう売り切れてるって感じ。ROH も昔は一般売り出しでも充分チケット取れたのに、最近は、フレンズ(と言っても一番下のメンバーですが)になって先行予約できても安く取れない場合も多い。。。バジェットが低すぎるからか?でも、ねえ、年間1000ポンドとかの会費を払えるひとなら、200ポンドのチケットをその場で買えばいいやん、と言いたい。

オペラの何が?どこがいいんですか?ととあるひとに聞かれましたが。
オペラの楽しみ。
音楽(オーケストラ、アリア、歌)に、歌手、舞台(演出・衣装も含め)
使えるフレーズ。濃いも甘いも見極めた?ちょっと演歌の世界か、テレビ番組っぽいけど、。

 オペラのリリック lyrics 歌詞 と シノプシス synopsis 概要 っていうんだけど。曲が先か、詩が先かわかりませんが、歌詞にのっとって話ができてる。反対に言えば、歌詞を読めば話しがわかる。概要ってやつです。歌詞も曲も変えられないから、それにのっとって演出しないといけないわけです。演出や舞台はモダンなものもありますが、ROH はおおかた基本に忠実かな。

 予習は大切ですよ。特に話の入り組んだものは、予習していかないと人間関係がどうなっているのかもわかりません。悲劇のやつはだいたいこの手のややこしいやつで。字幕がない、野外ものは特に。字幕が出ても英語だからねえ。日本語のアンチョコがいるんです。
 ポイントは、テノールが男性主役、ソプラノが女性の主役。この二人はおおむね恋仲。これを邪魔するのが、バリトン(男性、恋敵だったり、父親が多い)、メゾソプラノ(これも、恋敵の場合もあり)。もちろん、バリトンやメゾソプラノが主役のオペラもあるのですが。ま、これもおいおい、小出ししていきましょう。
 で、三角関係やら禁断の恋、やら、政治的障害やら、葛藤、悩み、親子関係、最後は心中、殺人、自殺。と。

 主役が歌うアリアと呼ばれるのが、ところどころ出てきて、話をつなぎます。有名なものは単独で歌われたり、You Tube でも聞けます。題名って、ついてるけど、実は歌の出だしなんですよね。オペラって歌いながら話を進めていくから、出だしのところが、みな題名になってるわけです。
 トスカの「歌に生き、恋に生き」
 トゥーランドット 「誰も寝もやらぬ」
 リゴレット「悪魔め、鬼め」

 日本語になると意味不明になるが。
 有名なアリアとはいえ、話の途中の歌なんで、さきとあとがあって、で、のこのアリアなんです。前後を理解してないと、やっぱり意味不明になります。コンサート形式の設定だと、舞台はなく、歌手が出てきてオーケストラをバックに歌うのだけれど、ひとによっては感情たっぷりにやってくれます。でも話をしらないとなんでこのひと、泣いてるの?とか、わかんない。
 なんで、イタリア語がわかればオペラも楽しめると思うよねえ。が、これもねえ、古いものは200年くらいたってるから、イタリア語とは言え古語です。でも、つきつめると、演歌と同じで、好いたの惚れたの、死ぬのどうすんのってやってるから、くどき文句や殺し文句に使えるかも。


 と、さわりはこのくらいにして、これまた小出しの引き出しですねえ。やぶへびになるが、テーマとしては「わかりやすいオペラのあらすじ」「アリアと概要の説明」「今まで見たオペラのまとめ」くらいはやっていきたいけど。どうなるこっちゃら。
 
各国サイトのウエブ予約事情
チケットを取るには?
リンクも増やしていきたいな。っと。とりあえずはこんなとこでしめとこう。

© Mizuho Kubo , All rights reserved…..…..December, 2010
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