オープンハウスの記事は前にも入れましたが→
(3 ロンドン・オープン・ハウス 写真は最近のもの)今年の9月に
K 女史がロンドンにお越しになったおり、ご一緒しました。今度は写真付きよ!今年のテーマは「中世教会とその周辺」。シティの近くにけっこう中世の教会がかたまってあって、見学便利ということももありまして、選びました。
まずはギルドホールから。
古い建物と新しい建物が融合しとります。
大ホールの内部です。天井の梁がイギリス。
お次は St Mary Le Bow. こちらも立派な内装、地下までございました。クライプト(Crypt)の祭壇横の椅子が気に入って写真とりました。地下はキャンティーンになっていたのですが、女史いわく、クライプトは地下礼拝室になる前は遺体安置所としても使われていたと。そんなとこで飯食えるかって(あ、お上品な方なので、別にこのようにのたまわれたわけではござんせん)
セントポール大聖堂が建物の谷間に見えました。右はガーキンビル。 新旧の競合?
St Mary Aldermary. 通り隔てて隣のギルド教会です。
St Helen's Bishopsgate これまた最も古い教会のひとつ。場所はリバプールストリート駅にほど近い。文字通り Bishopsgate 沿い。
窓がすてきな外観。ガーキンも見えるよ。
オープンハウスの看板
中はこんな感じ。
この天井の梁の部分はこの教会最古の部分。13世紀ごろ。
りっぱなパイプオルガンもあります。
(上、この Fire Place のようなもの)これは女史のご専門なのでちょっと緊張。仰せによると Easter Sepulture というものだそうです。sepulture はもともと埋葬場所のことです。復活祭(イースター)の前のキリスト受難の儀式を行う際に使われたという。宗教改革の前、カトリック時代の名残だそうです。主祭壇で聖体(パンと言われるミサの際に司祭から食べさせてもらう、ウエファースみたいなふわふわのやつ)を納めた櫃を置いてた場所ということです。そう、いろいろ説明してもらったんだけど、パンという食べ物しか覚えてないっつう。。。すんません。女史にあとから監修してもらったんだけど、筆者の勝手な翻訳・解釈(?)で短く説明。通常使われてない、残ってない教会も多いなか、ここには儀式としてのこの「イースター前のキリストの墓」が残っているそうです。復活祭の日にはここからその櫃を取り出して飾り立て、教会の境内から周囲を行列して回って祝います。これがイースターのパレードなんですね。復活祭はキリスト受難を表し、キリストの死をいたむのです。ここの、とりだす窓口は、ふさがれていて、白い壁だけになっています。こんなとこでしょうかね?イースターの説明はまたどっかで出てくると思います。女史のご説明をアーカイブに入れているのでまた季節になったら公開しませう。
St Botolph Aldgate. 中世の鐘突きのデモがあるということだったのですが、行き着いたのが、ちと遅かった。
パイプオルガンも立派。ここのはロンドン最古のものだそう。
正面の3面ステンドグラスはルーベンスだそう。
←これこれよ。ルーベンス
外からの概観はけっこう地味??
最後はターキッシュ・バス。昔のトルコ風呂です。変な意味ではござんせん。文字通り公衆浴場だったみたいよ。今はテラスのあるカフェになっています。地下が昔お風呂に使われていたらしい。今は場末のディスコみたいなイベントスペースだった。外から見るとこんなシティの真ん中になぜ?って感じの建物です。
続々、お風呂に行列。。。いや、見学だけど。
近くには St Botolph without Bishopsgate ってのがあるの。おなじような名前がございますね。
◎写真はすべてクリックすると大きく見ていただけます。
おまけ。
実はGuild Hall を出て St Mary Le Bow へ行く前に迷って(また迷ったのだった。
迷いようがない道のはず。。。だったのに。どうして正反対の方向に行くんでしょね。。。)見つけた都会のビルの中の中世の塔。
これもご愛嬌。。。自分で言うなって??
ほとんどロンドンウォールの方に行ってたんですよぉ。
ロンドン在住の方だけにわかる究極の方向音痴。
2009年12月8日
© Mizuho Kubo , All rights reserved…..…..December, 2009
No comments:
Post a Comment